【実録】退職後に働く気力を取り戻した具体的方法|気力を失う3つの要因

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Webデザイナーのあじさいです。
筆者はブラック企業出身で、退職後は働くきが起きず半年間フリーターをしていましたが、あるきっかけで少しずつ働く気力が戻り、興味のあったWebデザイナーに転職することができました。

・会社を退職したけど、なかなか転職する気が起きない…
・そろそろ働かなきゃやばいけど、どうしたら気力が湧くの?
・無気力な状況が続いていて、焦ってはいるけど何をしたらいいかわからない。

いまはWebデザイナーとして4年目になりますが、働く気力を継続し、年収アップ・スキルアップ、理想の働き方ができるようになり、仕事も楽しく感じています。

自分と同じ状況だった人が少しでも楽しく働けるように。
実際に筆者が気力を取り戻した方法を解説します。
誰でも無料でできる方法なので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

働く気力を取り戻すために必要なのは「価値観」

働く気力を取り戻すのに必要なのは、「自分の価値観を見つけること」です。

今回はなぜ価値観を見つけることが働く気力を戻すのに必要なのか、そしてどうやって自分の価値観をみつけることができたのか、順番に説明していきます。

そもそも気力を失うってしまうのはなぜ?

価値観の話の前に、そもそもなぜ人は働く気力を失ってしまうのでしょうか。
まずこの原因を知ることで、自分の状況を把握し、正しい対処法がわかるようになります。

理由01. ネガティブな感情の方が記憶に残りやすい

人の脳はポジティブな感情よりネガティブな感情の方が記憶に残りやすいと言われています。

これは、本能的に命に関わる危険な記憶を忘れないようにするため、定期的にその経験をフラッシュバックするように脳が司令をだすそうです。
そのため、働いていた時にあったポジティブな記憶より、ネガティブな記憶の方が脳に刷り込まれているので、ネガティブな記憶が鮮明に蘇り、実際よかったこともあったのに「嫌なことしかなかった」と感じてしまうのです。

理由02. 退職後に起こる振り子現象

転職エージェントさんに聞いた話ですが、退職後一定数の方が偏った考えになるそうです。
ふりこのようなので、振り子現象と呼ぶそうです。(もしかしたらそのエージェントさんだけが呼んでいるものかも…)

ふりこ現象の一例

・(前職では)すべての業務が苦痛だったので、もう何もしたくない
・人間関係が悪かったので、一切人と関わりたくない
・残業が多かったから、1分も残業したくない

筆者は退職後まったく同じ状況に陥っていました。

先述したように、脳の防衛本能でこうした偏った考え方になるのかもしれませんね。
「一定数」の人がこの状況に陥るそうなので、自然な脳の反応なのかもしれません。

あじさい
あじさい

こうして脳の特性を知って自分を客観視するクセをつけるだけでも効果があるよ!

理由03. 自分の価値観をわかっていない

理由の1と2はどちらも「脳の特性」についてでしたが、もう1つ働く気力を喪失させるものがあります。
それは自分の価値観を失うことです。

脳は定期的に嫌だったことを切り取ってフラッシュバックさせる特性があるとお伝えしました。
しかし、それがなぜ嫌なのか、具体的な理由を知る人は実は多くありません。
原因を深掘りし突き止めると、明確な原因がわかり、対処方法が考えられるようになります。

ゲームで敵を倒す時も、相手の弱みがわかった方がやりやすいですよね。
同じように自分の価値観を洗い出し、自分が一番嫌なこと、嫌じゃないこと、好きなことを明確化すると、おのずと自分に適した職業や職場がわかってきます。

【実例付き】価値観を明確にして「嫌じゃないこと」を見つけてみる

理論については理解したところで、実際の例をみていただければと思います。
これは実際にわたしが退職後に感じていたことと、その原因(自分の価値観)についてです。

嫌だったことなぜ嫌だったのか?どうすれば嫌じゃなくなる?
すべての業務が苦痛だった別に業務内容自体は嫌いではなかったけど、頼れる人がおらず、自分にばかり責任を持つ状態が嫌だった。
むしろ喜んでもらうためや数値を上げるためにどうしたらいいか考えて自走するのは好きだったかも。もちろんそれで結果がでればとても嬉しい。
サポート環境が整っていて、業務・責任が分担できる環境
一切人と関わりたくない理不尽なことで怒鳴られたり、こちらの話を聞いてもらえなかったり、コミュニケーションが取れないのがしんどかった
でも社外の人はちゃんとコミュニケーションが取れたし、そういう人達と働くなら嫌ではないかも。
もしかすると前の会社の人たちが特殊だった…?
コミュニケーションが取れる人。
相手の言い分に納得できれば、怒られても仕方ないと思える。
残業は一切したくない家に帰って寝るだけの生活がしんどかった。
逆にいうと、自分の好きな事ができる時間がつくれれば十分。
むしろ、こだわりが強い方なので、クオリティを上げるためなら時間はかけたい!
家に帰って寝るまでの時間が最低でも3時間あるなら。

こうしてみてみると、価値観を洗い出す前は全ての職場が嫌だ!と感じていたのですが、本当に嫌なことを抽出することで、「嫌じゃない職場・働き方」の条件がいくつかでてきました。
当初の条件と比べると、いくつか当てはまる職場が出てきそうですよね。

また、価値観を探っていると感情的にではなく客観的にものごとを考えられるようになるので、「もしかして人が嫌いなのではなくあの会社の人たちが異常だった…?」など、今までの自分では気付けなかったことも発見できます。

あじさい
あじさい

「嫌じゃないこと」だけでなく、好きなことややりがいに感じていたことも思い出してきたよ。

どうやってみつければいい?

「価値観」の大切さがなんとなくわかっていただけたでしょうか。
では実際にどうやった価値観をみつければいいのか、具体的な方法を3つ紹介します。

今回紹介する3つは、余裕があれば全部やってみることをオススメします。
違う角度で見てみることで新しい答えがみえたり、逆に同じ答えがでると、これが自分の中で最も重要視している軸なんだなというのが見えてきます。

【おすすめ】転職エージェントに会う

一番オススメしているのは、転職エージェントを使うことです。
実際に筆者もエージェントを使い、自分の価値観を見つけることができました。

01. 第3者に話すことで、自分の思考に偏ってしまう恐れがない
02. 転職のプロなので、人の価値観を明確化するのが得意
03. 自分で何かをする気力がない時も、エージェント主体で話を進めてくれる
04. 無料で使え、失うものがないので利用するデメリットがない

特に4つ目の通り、使っても何もデメリットがないので、一度試してみるのはアリじゃないかと思います。

価値観マップをつくる

次は「マインドマイスター」というツールを使った価値観マップの作り方の紹介です。
こちらの動画に作り方が詳しく載っています。
(なぜ価値観が大切なのかなどももれなく乗っていますので、ぜひ最後まで視聴してみてください!)

第26回 人生の羅針盤(価値観マップ)を作ろう!作り方解説【人生論】

ブログでも詳しく解説されています。

本を読む

この本はデザイン思考で自分の人生設計を考えてみようというテーマの本です。
実際にスタンフォードで行われていた人気講義をもとに作られており、ニューヨークのタイム誌でベストセラーランキングにランクインするなど、世界的に絶大な人気を誇っています。


この本のいいところは、価値観を明確にしたうえで、どういった人生を歩むのがいいのか?という部分まで書いている点です。
また、実例のエピソードも興味深く、本記事で書いているように価値観を見失った結果モチベーションが下がってしまった人の実例もでてくるので、より理解が深まるかと思います。

まさに退職後働く気力を失っている人にオススメの1冊です。

価値観は誰かに手伝ってもらうのがオススメ

価値観の深掘りはできれば誰かに手伝ってもらうのをオススメします。
もしくは、自分で作った価値観マップを誰かにみてもらいましょう。
第3者の客観的な目線でみてみると、意外と自分の偏った判断で作られている部分があったり、「この部分はあなたの強みなんじゃない?」と新しい視点をもらえたりします。

【まとめ】気力を失うことは悪いことじゃない

何もやる気が起きないと、「自分はダメ人間だ」と自己肯定感が下がってしまうと思います。
しかし退職後にやる気を失うのは当たり前で、ネガティブ思考になってしまうのも仕方ないことだと自覚したうえで、「良い」「悪い」の判断をせず客観的に自分の状況を把握しましょう。

ストレスがたまりすぎているから、ゆっくり休んでセルフケアをしよう。
思考が偏ってきているかもしれないから、誰かに話を聞いてもらおう。

といったように、客観視したうえで対処方を考えることが大切です。
価値観を明確にしてみると、必ず自分を苦しめる原因にたどり着けます。

そうすれば自ずと自分がやることは見えてくるかと思います。

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