こんにちは、デザイナーのあじさいです。
今回は、私が未経験からWebデザイナーとして就職するまでにかかった初期費用についてお話ししていきたいと思います。
ちなみに私はもともと異業種で働いており、未経験からの独学をスタートし、WEBデザイナーとして就職しました。
今回は私が実際にWEBデザイナーとして就職するまでいくら費用がかかったのか、独学にどんなツールを使ったかをお伝えしようと思います!
・未経験からWEBデザイナーに転職したいけど、初期費用はどのくらい?
・WEBデザイナーの勉強をするのに、どんなツールが必要なの?
こんな疑問を抱えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
※あくまで私個人のケースなので、個人の体験談としてご参考いただけると嬉しいです。
WEBデザイナーになるための初期費用は93,488円【内訳公開】
未経験からWEBデザイナーにるためにかかった初期費用についてですが、結論から言うと半年で93,488円でした。
こんなに費用が安い理由は?
そんなに安いの?と驚く方もいるかもしれませんが、この価格の理由は以下の3点です。
01. とにかくお金がなかったため!
02. IT業界の需要が高まっている今、教材が溢れているので、優良かつコスパのいいものが揃っている
03. PCやWIFIなどの環境はもともと整っていたので、環境面の費用は含まれていません。
1と3の理由はわたしの個人的な理由ですね。(笑)
この条件が同じ人は、割と近い金額で目指していけるのではないでしょうか。
内訳
続いて、費用の内訳についてお伝えします。
内訳 | 費用 |
・デザインソフト (Creative Cloud コンプリートプラン) | 半年で3万7488円 (6,248円/月) |
・素材サイト | 半年で約6,000円 月額:1000円 |
・書籍(6冊) | 約1万5000円 (1冊平均2,500円計算) |
・コーディング学習費用 | 半年で約1万5000円 |
就活費用 (ジャケット代・その他) | 約2万円 |
計 | 93,488円 |
具体的に何を使ったのかなどは、この後説明していきますね!
ちなみに、月額で費用がかかるものに関しては全て6ヶ月で計算しているので、6ヶ月以内の場合はもう少し費用が削れるかと思います。
あじさい
独学した期間は半年だったけど、実際に6ヶ月フルで利用した教材はなかったので、月額で発生するサービスはもう少し料金は抑えられたかな!
また、冒頭でもお伝えした通り、私はPCやWIFIなどの環境面は揃っていたので、新しく購入したものはありませんでした。
そういった環境面も整えるとなると、もう少し費用がかかるかなと思います。
今回はWEBデザイナーになるために必要な初期費用として、必要なスペックのPCについてもお伝えするので、環境面が整ってないよ〜と言う方も安心してください!
WEBデザイナーになるための初期費用①環境面
まずWEBデザイナーになるためには、PCとインターネットに接続するためのWIFI環境が必要となります。
PCなんて全く触ったことのない異業種から、WEBデザイナーとして転職したいと考えている人もいると思うので、これを買っておけば問題ないと個人的に思っているものを紹介します。
パソコン
WEBデザインの独学を始めるのに、最低限必要なスペックをまとめました。
この条件を満たしていればどのPCでも特に問題ないかと思います。
項目 | スペック |
メモリ | 16GB以上 |
CPU | Core i7 10000〜 / Ryzen7 4000以上〜 |
ストレージ | SSD 256GB以上 |
モニターサイズ | 13インチ以上 |
以下の記事で特にオススメしているパソコンをご紹介しています。
記事で紹介しているパソコン以外でも、上記のスペックを満たしていれば問題ないでしょう!
ほとんどの会社でPCは支給されるので、自分で買うのはこのレベルのもので十分かと思います。
今はテレワークも主流ですが、私を含め周りの話では、会社のデスクトップを自宅に郵送したり、テレワーク用のPCを支給されたという会社もあるので、(すごい)自分が持っているPCの容量が小さいことを伝えれば、何かしらの対応をしてくれる場合が多いです。
マウス
マウスは絶対に買った方がいいです。
マウスパッドの方が使い慣れてる人もいるかもしれませんが、デザインソフト使う際にマウスのホイールでズームしたり横移動したりすることが多いので、マウスに慣れていた方がいいと思います。
また、WEBデザイナーとして就職した場合はデスクトップになるので、マウスパッドがついてないこともあります。
ちなみに私のオススメはこちら!
【オススメポイント】
01.手にフィットする形状
02.静音でカチカチうるさくない
03.故障したときの対応がかなり良かった
04割り当てボタンがある&押しやすい
割り当てボタンがあるタイプのマウスを使うと、よく使うショートカットキーや左手側にあるキー(deleteキーやEnterなど)を割り当てることができるので、作業効率がぐんとあがります!
特にコーディング作業ではかなり役になっている気がするので、マウスはボタンが多めに付いているものをオススメします。
あじさい
左手側にあるキーを割り当てると、マウスから手を話さないまま作業が進められるから便利!
Wifi
Wifiに関しても、固定回線である必要はなく、携帯の契約プランによってはテザリングでも十分だと思います。
ただ地域や物件によっても回線速度は変わってきますし、リモートやフリーランスとして会社以外で働く場合は固定回線などを契約した方がいいと思います。
あじさい
わたしは在宅が少なめなので、以前はテザリングで対応していましたが、オンラインミーティングも業務にも支障はでていません。
いまは自宅での作業も増えてきたり、家族が動画を見るようになったので、固定回線を契約しています。
ちなみに、固定回線を契約するなら下記のどちらかがオススメです!
WEBデザイナーになるための初期費用②学習費用
続いてWEBデザイナーになるために必要な学習費用についてお伝えします。
WEBデザイナーになるためには、デザインスキルとコーディングスキルが必要になるので、それぞれ別にお伝えしていきます。
デザインに必要な学習費用
デザインのスキル・知識を得るために、私は次の方法で独学を進めました。
①書籍でのデザインの勉強
②デザインソフトを使った模写とデザインの考察
順番的にはどちらが先でも平行でも問題ないです。
どんな本を使ったのか、またデザインソフトは何を伝えたかお伝えしていきますね。
01.書籍でのデザインの勉強
WEBデザイナーとして必要なデザインの知識として、最低限ここは抑えた方がいい!という本を5つピックアップしました!
デザインの本って本当にたくさんあって、何がいいのかさっぱりだと思います。
ですが、最低限必要な知識・セオリーは「なるほどデザイン」に全て詰まっているので、初心者の場合は繰り返し読めば十分だと思います。
それ以外は、デザインの見本となる本を買うといいです。(けっきょく、よはくシリーズなど)
デザインの知識をたくさん頭に詰め込むよりは、実際にいいデザインに触れて、自分でデザインをつくる方がかなりデザインスキルが身につきます。
あじさい
WEBデザイナーになってから、デザインのルールを詳しく学んでいます。
初心者はとりあえず、基本と手を動かすことに意識するのが◎
02.デザインソフトを使った模写とデザインの考察
続いて、デザインソフトですね。
WEBデザイナーが使うデザインソフトは色々あるのですが、とりあえずAdobeのPhotoshop/Illustratorが使えるようになるといいと思います。
ちなみに、「Creative Cloud コンプリートプラン」は、Photoshop/Illustratorが使用できて6,248円/月なので、こちらを利用するのがオススメです。
先ほどもお伝えしたように、デザインは実際に目で見て、考えながら自分で手を動かすのが一番上達すると思います。
具体的なやり方はこちらの記事で説明しています。
ちなみに、デザインの練習で仕様する素材は、次のサイトを使いました。
実際に案件を取った場合は、有料のサイトでいいと思いますが、自分で練習をする場合はこのサイトで十分だと思います。
教材名 | 利用料金 | 費用 |
イラストAC | 1,157円/月 | ・イラスト・写真・シルエット素材が月額1000円で使い放題。 ・有料素材サイトの中では費用がかなり安いので初心者にオススメ。 ・日本のサイトなので、人物が基本的に日本人! ・複数の画像をまとめてDLできる ・aiやespなど画像の種類も豊富 |
Adobe Stock(無料素材) | 0円 | ・Adobeが提供している素材サイト ・クオリティがかなり高く、無料素材も一部提供している。 ・有料素材はクオリティがかなり高いので、実際の案件などでよく使われている |
unsplash | 0円 | ・英語で検索する必要があるが、おしゃれな写真が多い ・製作物によっては使いづらい写真が多いかも |
ODAN | 0円 | ・複数の素材サイトから、無料素材のみをピックアップしてくれるサイト。 ・DLする際に本家の素材サイトに飛ばなくてはならないので、少し面倒。 ・検索でヒットした画像が有料だったことがあった(でも購入した笑) |
あじさい
イラストACも制限付きであれば無料で利用できます!
私の場合は、格安でデザイン製作をしていたので、イラストACはずっと契約していました。
コーディング
続いてコーディングですが、私はこのツールを使って進めました。
教材名 | 費用 |
Progate | 980円/月 |
ドットインストール | 980円/月 |
書籍 | 2,500円 |
YouTube | 0円 |
コーディング模写 | 0円 |
どれも安いですよね。(笑)
詳しいコーディングの独学方法は他の記事で説明しておりますので、ぜひご覧ください。
あじさい
この方法でHTML/CSS/jQuery、レスポンシブ、Bootstrapを学んで自分でLPが作れるようになりました!
就活では自分で作ったサイトやバナーをまとめたポートフォリオを提出したよ。
これに加えてWordPressのカスタマイズやSass、Gitの知識があるとかなり有利だと思います。
私の場合は前職での経験がアドバンテージとして大きかったのですが、不安な人はここも抑えられると◎!
WEBデザイナーになるための初期費用③就活費用
最後に就活費用にかかった費用を公表します!
内訳 | 費用 |
ジャケット(セール商品) | 役1万8000円 |
証明写真代(写真館での撮影) | 5,000円 |
交通費 | 約5,000円 |
スーツはジャケットだけ購入し、その他は前職の商談時に着ていたフォーマルなインナーとパンツにしました。
こんな感じですね↑
WEBデザイナーの面接は服装自由なところが多かったので、この服装で突っ込まれた会社はなかったです。
ちなみに、就職してからもスーツを着る機会は少ないので、フォーマルな服装であればOKだと思います。
写真撮影は個人的なこだわりで写真館で撮影していただくようにしています。
写真館で撮影した方が就活へのモチベーションの高さをアピールできると勝手に思っているからです。(笑)
あじさい
履歴書はデータで送るところも多かったので、写真館でデータももらえたのはありがたかったです!
WEBデザイナーになるための初期費用【知人のケース】
最後に、今回の費用は私個人のケースなので、私の知人2名のケースもお伝えしようかなと思います。
Aさんのケース | Bさんのケース | |
職業 | ・インハウスWEBデザイナー | WEBアプリ会社のディレクター |
仕事内容 | ・自社のサイト製作・運営 ・社内周知用のポスターやチラシ作成 ・会社の広報活動 | ・アプリの仕様設計と開発のディレクション業務 ・デザインやコーディングをデザイナーやコーダーに指示 ・たまにバナー作成やコーディング作業もあり |
就職までにかかった費用 | ・スクール 60万 | ・オンライン教材 6万 ・書籍 数千円〜 |
内定への アドバンテージ | デザインの学校を卒業 adobeを前職で使ってた | マネジメント経験あり 前職ではポジションも高く、経営戦略にも携わっていた |
異業種からの転職で、WEBデザイナーに近しいお仕事をされてる2人をピックアップしました!
Bさんの場合はアプリのディレクターですが、たまにWEBデザイナーに近いお仕事をすることもあるのでピックアップしてみました(笑)
実は2人とも就職時のスキルは私と変わらない程度ですが、内定へのアドバンテージがあったので内定をGETできたような感じですね。
スキル面で不安に思うのではなく、しっかりと自分の強みを把握することも大切だと思います!
WEB制作会社やフリーランスWEBデザイナーの人がいれば参考になったかもしれませんが、自分の周りではこんな感じの結果でした!
まとめ
実際に私がWEBデザイナーになるでにかかった費用は、半年で10万円ほどでした。
しかし、ほとんど月額で費用が発生するサービスなので、月額では1万弱ほどの出費だったと思います。
節約すればもう少し安くできたので、費用を抑えたいと思っている人は最低限必要なサービスだけやってみるのもいいかもしれません!
また、PCやWIFIなど環境面を整える必要がある方、またスーツも買う必要があるという人はあと数十万は見積もった方がいいですね。
分割で買えるものものが多いので、自分のお財布と相談して適切なものを選びましょう!
スクールや有料教材、書籍など様々なツールがありますが、今は調べれば「無料」で出てくる情報やツールも多いです。
お金を高く積めばWEBデザイナーになれるという保証がつくわけでもありませんので、「本当にこれは必要な費用なのか?」ということを考えながら、自分に合った方法を見つけていただければと思います。
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